北の留学工房

Academy of Modern English 英語学習と留学のためのコツをお知らせします

Teacher's Training Course 体験記 最終章

Teacher's Training Course 体験記 最終章


Excel backyard  Excel studyroom  Lesson@Excel1


三回にわたりお伝えした体験記も今回で最終章を迎えます。

前回は、授業の様子、クラスの仲間との大英博物館訪問でロゼッタストーンやブリティッシュ・ライブラリーを見ての感じられたことを話されていました。

今回は、2週間の滞在中お世話になったホームステイ先のファミリーの事、一人でのロンドン探索¥・アドベンチャー、最後にコースを終えて と話されています。

福山先生の体験記が、Teacher's training Courseにご興味ある英語教師の方、英語教師志望の方に、お役に立つことを心から願っております。

また、生徒の方にも是非、読んでいただきたい体験記と思います。



■ ホームステイ


My HS 2  My HS  My HS 1


この夏、私は、日本人英語教師にとってはパラダイスの環境にいた。


昼間、話の分かるヨーロッパの英語教師達と机を並べ最新の教授法を学び、帰宅するとそこには英国人の家庭が待っている。


I’m home?(ただいま?)なんて言いながら自分の部屋には帰らず直接キッチンへ。

エール(ビール)London Prideを一杯やった後、広いテーブルでその日の復習。

窓越しに手入れの行き届いた庭が見える。


疑問点があればホストマザー、ホストファーザーに尋ねる。

彼らは調理をしながら快く答えてくれる。

意外な質問に夫婦間で議論になることもある。

文法を尋ねることはまずない。これについては彼らより私の知識のほうが勝っているはずだ。



元イタリアンレストランのオーナーであったという夫婦のディナーはこよなくおいしかった。

特にキドニー・ビーン(隠元豆)のたっぷり入ったサラダは食べ飽きることがなかった。

炒めたニンニク、オリーブオイル、塩胡椒だけドレッシング。



イギリスの料理はまずいと多くの人が言うが、私には偏見としか思えない。


フィシュ&チップス、ローストビーフを一度食べてみたらいい。


そして私の部屋。


3階(英国では2階)にあり、イースト・ロンドンの夜景が見渡せる。

天窓があり、ベランダもついているゆったりとした部屋。


セミダブルのベッドと清潔なシーツ。

余裕のあるクロゼット、テレビ、読書机。

バスルームは専用。大きなバスタブにたっぷりとお湯をため、夜空を眺めながら鼻歌を歌ったものだ。


「いい湯だなッ」なんて。



■ Just once in a life time




justone justone1 justone2


また私にはもう1つの楽園があった。


この地に来て4,5日目からは私は毎晩ロンドン市内へ足しげく通うようになった。


そこには、劇場が、ライブハウスが、世界の人々が飲み集うパブがあった。

レスタースクウェアのカフェ・ボエームというパブで、キューバ音楽の生演奏に乗って踊りだすカップルがあった

マジョルカ島で知り合ったという南アフリカ人とブラジル人である。

南アフリカの女性は私を踊りに誘った。

躊躇する私に、Just once in a lifetime!と大声で叫んだ。


ハバネラのリズムから飛び出したようなその英語は、「生きて」いた。


Just once in a lifetime・・・、なんて美しく、悲しい言葉だろう。


今も耳に残っている。そう、この世で起こることはすべて、「一度きり」なのだ。


■ ロンドン London




Londontrip  Londontrip1  Londontrip2


ヨーロッパ最大の歓楽街ソーホーでは、1時間の間に、

イスラエル人、パレスチナ人、南アフリカ人と別々に友達になった、「16」才らしく、メルアドの交換もした。


ジャズの名所ロニー・スコッツにはよく通った。

バーテンに顔を覚えられた。

地中海のサルジニア島出身のクラスメイト、アスンタを一度そこに誘った。

驚いたことに、そこであのパブで踊ったカップルに再会した。

私たちは大騒ぎで奇跡に乾杯した。



帰りの心配はない。

ロンドンの公共バスは24時間営業である。



休日はロンドンを歩き回った。

レスター・スクウェア、チャーリング・クロス・ロード、ウォータールー・ブリッジ、ロイヤル・フェスティバル・ホール・・・。

昔愛した女性との思い出があちこちに刻まれている。


何も変わらない。

時だけが過ぎてゆく。

この夏の出来事もおそらく、友情も、歓喜も、陶酔も、遠い過去の記憶でしかなくなるのだ。



地下鉄のアナウンス、

パブのざわめき、

チャイナ・タウンのにおい、

テムズ川を吹き抜ける風、

ビッグ・ベンの鐘、


それら変わらぬものだけが、かろうじてあの頃の思い出をとどめているように。



■ プレゼント



この夏私は、

一人の人間として一人の英語教師として、至福の時間を過ごしたのだと思う。


それは確かに、『60才の私から、16才の私へのプレゼント』、最高のプレゼントだった。


エクセル・イングリッシュでの最後の授業。


私の歌で締めくくることになった。

ケビン先生が自宅からギターを持ってきてくれた。3曲歌った。


「イエスタデー」、「神田川」、「百万本の薔薇」。


大きな拍手をいただいた。


この時、英語とギターは、16才の私を、山を越え海を越え、しっかりと世界につないでくれた。


そしてその少年に微笑みかける60才の私がいた。





私のロンドン語学研修・ホームステイを素晴らしいものにしてくれた以下の人たち、

そして夏期休暇中とはいえ、2週間以上の研修にでることを快諾してくださった北原校長、テニス部の津村先生、猪狩先生に感謝します。


excel classmates: Antje, Anna, Arif, Assunta, Emilio, Luisella, Serife, Stella
host family: Jilly and Arnie Onisto, Jamie, Luca
IES: Mr. Ishizuka


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現役の英語教師の方の初めての留学体験記。いかがだったでしょう。
現役の英語教師の方、英語教師志望の方への一助とならんことを、祈っております。

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[ 2012/06/10 10:06 ] Teacher's Training Course | TB(0) | CM(0)
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